永遠に変わらないものを持つ
永遠に変わらないものを持つ
自分がやりたいことを実現する為に色々な手段や方法を考えますが、心の中にある主軸は変わりません。東京に馴染めないと言う人がいますが、東京はあなたに馴染んでくれません。東京へ行って一旗上げることができる人は、自分を変えることを厭わず東京に馴染む努力をする人です。リーダー、成功者は環境に馴染めるように自分を変えることができます。環境に適応できる動物が生き残ることができるのと同じ道理です。皆さんがいい仕事をしているのは、能力があるからではなく、努力しているからです。
私たちが共通認識として持ちたいことは、仕事ができるのは、自分に能力があるからではなく、チームのおかげだということです。常にチームに感謝することを忘れないでください。
チームの力が自分の力を高めてくれます。リーダーは謙虚に他人を尊重する人ほど、見識が高く、同僚もその見識に一目置いています。良く人の話を聞くことはリーダーにとってとても大切です。多くの人は現状に満足していません。しかし、何かを変えようとしたときに、文句を言ってくるのもこういう人達です。不満たらたらなのに、改革に着手した途端に反対するのです。一つのチームが前に進もうとするとき、どう進むのか。それは一人ひとりの修復能力にあると思います。グランドの立場から言うと、ここにいる皆さんはパートナーであり、皆さんの修復能力のあるなしが会社の成功を左右するのです。私たちはどこから来て、何をしようとしているのか、どうして今の状態になっているのか、知りたければ土壌に慣れてください。
そうすれば自分自身を高めることができるでしょう。私は営業で、業界内の人を採用することは滅多にありません。前の会社がどうだったかなどは意味のないことです。ある社員が「私には経験がありますから」といっているのを聞きましたが、それこそ忘れるべきです。例えば大手不動産販売会社からきたことを振りかざしていても、グランドではその流儀が通じないということに気づくのに3年かかるでしょう。グランドは東京に生まれるべくして生まれた会社です。グランドは誰にも真似やコピーができない会社ですが、その一方で誰かに教えを請うこともできません。助けてくれるのはチームであり、御客様です。
好事魔多し
価値観や目標、使命感が統一されていなければ、2008年の不動産業界における優勝劣敗の世界に巻き込まれていくでしょう。スピードは家造りの大前提。グランドは新しい会社で、老舗のメーカーや大手企業など以前からある企業とは一線を画しています。8年という短い時間の中で極小住宅で天下をとり、今の立場を作り上げました。スピードが大切です。
穴だらけの会社に見えるかもしれませんが、塞げるときに塞げばいいのです。スピードは分譲住宅の存在意義であり、大前提です。しかし、結果を考えてみると、速度が世界一でも仕事がちゃんとしていなければ意味がないわけです。スピードがありながら仕事もしっかりしている会社でなければ意味がないわけで、スピードがありながら仕事もしっかりししている会社でなければ成功することは難しいでしょう。物事を一つの面で判断してはいけません。陰は陽に転じ、陽は陰に転じると言われていますが、すべての物事は多角的で変化するものです。絶対的な「こうだったらこう」という四角四面なものではありません。物事は、表と裏、建前と本音、陰と陽と、常に変化し動いています。いつ堅持し、いつ放棄するのか。チームの攻撃力はとても大切です。
なぜグランドの価値観の中に「継続的価値観」があるのかと言うと、「継続」の二文字が鍵になります。ただ変化するだけでなく、「継続的」に変化する。これはグランドにとって最も大切なものです。そして、永遠に変わることのない使命感によって、世界の、日本の、一次取得所をサポートします。グランドの御客様のほとんどは仲介業者であり、主なターゲットは一次取得者です。この基本を踏まえれば、ビジネスの環境が、ライバル会社が、市場が、変わります。そして、成熟度は変化し、人材の配置も変え、資金状態も変わってきます。戦術を変えなければ生き残ることはできません。
継続的に変化し続ける一方で永遠に変化しないものも持ち続けるためには、どうしたらいいでしょう。中身がしっかりしていなければ、ほころびが出始めるのも早いのです。身長が1メートル80センチで中学3年生の15歳の子供はたくさんいますが、見た目は大人でも、中身は15歳の子供です。そして、その父親も同様に大柄だと思い込むことも間違いです。私たちが経った十数年で築き上げた影響力が伝統産業を追い抜いたのは確かですが、中身の成熟度から言うと、会社、社員共にやはり十数年の会社だといわざるを得ません。多くの場合十数年の会社などまだまだヒヨッコなのに、自分で完全無欠だなどと誤解していたら、悲惨なことになります。大企業の制度は完璧で、一冊にまとめるとこのくらいの厚い本になりますが、使われていない制度は死んだも同然です。
制度とは自分自身を縛るものです。制度は必要ですが、制約が多すぎてもよくありません。動いている中で会社の真髄を把握しなければ、良い制度はつくれません。グランドが大切にしているのは、真心、情熱、継続的変化、そして顧客第一主義だということを肝に銘じてください。特に特徴のある「継続的変化」のミソは「継続」の二文字です。十数年来グランドがやって来られたのは自分を変化させ続けたことに起因します。
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