利他の心で相手のことも考える。 その2
利他の心で相手のことも考える。 その2
そして「これは相手にとってはどうだろうか」と考えて、相手にとってもいいと確認したときに結論を出す。
つまり、思考のプロセスのなかにひとつ、そういう回路を入れておくことがたいへん大事だと思います。いくら人間ができていなくても、そういう習慣を付けさえすればできるはずです。
利他とは、他の人に喜んでもらう、他人を助けるということです。利他の心の最高のものは、自分を犠牲にして相手を助けることではありますが、自分を犠牲にして相手を助けるのは一生に一回しかできないわけですね 。命がいくらあっても足りませんから。ですから、利他とはいっても、自分もせっかくこの現世に生まれ出てきて、一回しかない貴重な人生を生きている。そのかわりに、周辺の人、森羅万象あらゆるものも、自分と同じように貴重な人生を生きていることを認めることが大切です。すべてのものが一緒に共生し、共存していかなければなりません。そのために、利他の心が要るのです。
自分も生きるかわりに、相手も生きてもらう。周辺のもの、すべてのものが生きていくことが利他です。最高に美しいものは自分を犠牲にして相手を助けることですが、自分も生き、かつ相手も生きる。地球にある生きとし生けるもの、すべてのものが一緒に共生して生きていけるようにすること、それが利他なのです。社会人である皆さんは、まさに人を助ける「利他行」という素晴らしいことに日々つとめておられる方なのです。つまり、資本主義社会で一般に言われている経営者の定義とはまったく対極にあることを私は皆さんに話してきたわけです。原理原則に基づいた哲学をしっかりと定めて、それに沿って生きることは、物事を成功へと導き、人生に大きな実りをもたらします。
しかし、それは決しておもしろおかしい楽な道ではありません。哲学に準じて生きるということは、己を律し、縛っていくということであり、むしろ苦しみを伴うことが多いときには「損をする」こともある苦難の道を行くことでもあります。
このように、損をしてでも守るべき哲学、苦を承知で引き受けられる覚悟、それが自分の中にあるかどうか、それこそが本物の生き方ができるかどうか、成功の果実を得ることができるかどうかの分水嶺になるのではないでしょうか。「これだけでも十分ではないか」という、足るを知る心によって初めて、人間は幸せを感ずることができます。そうすれば、今自分が生きていること、そのことに対しても心から感謝をすることができます。他人に利益を与え、人に尽くす心を持つ事が大切です。商いは相手がある。相手を含めてハッピーであること。皆が喜ぶことが大事なのです。
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