ベクトルをあわせる その3
ベクトルをあわせる その3
私はグランドを始めた頃から常々言ってきました。私たちが戦う相手は郊外型のパワービルダーではなく、都心の一次取得者をターゲットにする競合業者、大手ディベロッパーなのだと。私たちはシリコンバレーのベンチャー企業のように、スーパーハードに働く精神を学ばなければなりません。8時出社、5時退社の会社では世界一のディベロッパーになどなり得ないし、成功することなど不可能です。
大手ディベロッパーの中には、賢い人たちがたくさんいます。けれども、ここにいる私達、チームグランドの頭脳を集めれば、彼らに決して負けないはずです。良いチームを作り、成したいことを自覚すれば、彼らに勝てるはずです。これから3年から5年は、痛みを伴うかもしれません。しかしそれが、私たちが成功する唯一の方法です。目標を定める事は、苦労する事を決める事と同じですが、宣言します。
私と苦楽を共に身を賭してもやり抜き、目標を揺るがせなかった人は、考えもしなかったような成果を手にする事ができます。私のもとを離れたものは、安定は得られたが、それがいつまで続くかは分からない、結果になるはずです。何年も後にグランドの台頭を目にして、心中こみ上げてくるものが必ずやあるはずです。もしもあの時もう少し頑張っていたならば、状況はまったく異なっていたのに、と。
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