経験を積む
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さて、度量について話しましょう。これは答えのない命題です。先ほどリーダーには大きな度量が必要だと言いました。なぜ度量の大きい人もいれば、小さい人もいるのでしょう。
私の見るところ、強烈な使命感がある人は、上の人間にガミガミ言われても気にすることはないようです。ここがポイントです。度量の二文字の中にあるのは使命感なのです。使命感があるから度量を持つことができる。
他人が何を言っても、自分が何をしているのかは自分が知っているし、必ずやり遂げる。もし私がものすごく大きな度量を持っていたら、人類を変えたい、誰かに影響を与え、助けたい、こんな使命感をもつでしょう。こんな風に前向きに走っているときに、例えば今風の言葉で言えば「天然」と言われてしまいます。
他人から見て「天然」であっても、当の本人の意思はとても固い。度量というものは、誰かの評価など気にしていたら持てません。誰かが陥れようとしていても気にしない人は、強烈な意思の力で生き抜き、他人を変え、社会を良くしていく。これこそが度量を持ったリーダーなのです。では次に実力について話しましょう。今日見たスローガンに「勇気と堅持」というものがありました。以前にも言いましたが、実力とは攻撃に屈しない能力のことです。どんなに殴られてもダウンせずに、明日また来るような。そう実力とは一種の「勇気と堅持」であると言えます。実力がある人は肝が据わっているから、勇気を持って踏み出すことができるのです。
実力があるから勇気を持てる。使命感があるから堅持できる。他の人よりも遠くを見、他人が見たことのない角度で見ているからこそ、前進し続けることができるのです。ある高みにまで登るためには、プレッシャーの中で頑張り続ける勇気を持てるかどうかが大事です。これも、リーダーにとって大切なことです。つまり、ストイックにならなければ誘惑を前にして、使命感を持ち続けることはできないと言うことです。ただ何となく生きているのでは、誘惑に屈し、プレッシャーに潰されてしまいます。リーダーシップの最終的な実力は、勇気と堅持だといえるでしょう。本物の将軍はここぞという時に現れるのです。敵を破り、隙を突いて勝ち進んでいる時、将軍やリーダーシップの本質は見えません。撤退する時にこそ、誰が優れた将軍なのかが分かるのです。
撤退する時に、プレッシャーや誘惑を前にして、理想を貫き通すことができるかどうかなのです。われわれの使命は金儲けじゃない。6000人の雇用機会を作り、無数の人間の運命を変えることです。だからそんな声には断固「NO！」と言い、自分の考えを貫き通しました。勇気は自分の使命が何なのかを教えてくれます。
まずは自分をよく知ること。ただし、思い上がりは禁物ですけど。
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株式会社グランドホーム
採用担当
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