無欲の心が人を動かす
無欲の心が人を動かす
人を動かす原動力は、ただ一つ公平無私ということです。無欲というのは、自分の利益を図る心がないということです。あるいは、自分の好みや情実で判断をしないということです。無欲の心を持っているリーダーならば、部下はついていきます。逆に、自己中心的で私欲がチラチラ見える人には、嫌悪感が先立ち、ついていきかねるはずです。明治維新の立役者、西郷隆盛は、「金もいらない、名もいらない、命もいらないという奴ほど、始末に負えないものはない。しかし、始末に負えない者でなければ、国家の大事を任せるわけには行かない」という言葉を残しています。つまり、私欲がない者でなければ、高い地位につけるわけにはいかないと言っているのです。リーダーの指示一つで、部下の士気も上がれば、逆に部下が苦しむことにもなります。それなのに、自分の都合によって指示をしたり、ものごとを決めたり、感情的になったのでは誰もついてきません。リーダーは、まず自らの立つべき位置を明確にすべきです。そして、私利私欲から脱却した「自分の集団のために」というような大儀に、自らの座標軸を置くべきです。
自己犠牲が信頼をもたらす
リーダーは、自己犠牲を払う勇気を持っていなければなりません。集団として何かをなさんとすれば、必ずそのためのエネルギーが必要です。つまり代償が必要なわけですが、それはリーダーが率先して払うべきものです。リーダー自らが、自己犠牲を払う勇気を示すことによって、部下をして信頼せしめ、奮い立たせるのです。職場を少しでも働きやすいものにしていこうとする場合、それはリーダーによって働きやすい環境ではなく、職場の大多数が働きやすい環境でなければなりません。そのためには、リーダーがいくらかは自己犠牲を強いられることもあるでしょう。しかし、リーダーのこの自己犠牲を払う “勇気”なくして、職場の改革、改善などできるはずがありません。リーダーにとってのみ都合のいい職場を望むなら、部下は誰もついてこないでしょう。集団のマジョリティーが働きやすいと感じる環境を、リーダーが自己犠牲を払って築いてこそ、部下の信頼と尊敬、職場の協調と規律、そして発展が得られるのです。
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