高福利の会社になりたくはない その2
高福利の会社になりたくはない その2
大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです。成功を願うなら、遊んだり、趣味を楽しんだりといった、自分の欲望を犠牲にしなければならないのです。そのような自己犠牲は、ものごとを成功させていくための正当な代価として払わなければならないものなのです。苦労を知らない人は、メンタルも弱くて耐久力がなく、仕事に見合った自己犠牲をも払おうとせず、いい所取りをしようと企てます。結果、要求ばかり高くてあまり役に立たず、信用もできないので何かを任せる事ができないのです。
彼らは辛い思いをした事がなくいつも被害者気取りで、心がうわついていて意見がころころ変わり、仕事もころころ変えます。己を捨て、公の為に生きる事、利他の精神、自己犠牲が必要なのです。
自分を賢いと思っている奴は、この世で一番馬鹿な奴だ
要求ばかり高くてあまり役に立たず、信用もできないので何かを任せる事ができません。彼らは辛い思いをした事がなく、うわついていて、意見がころころ変わり仕事もころころ変えます。私達は勤勉に働き、つつましく倹約しなければならないのです。フェアプレイ精神を持ちましょう。グランドには、青空があります。不公平で不明瞭な会社にはしません。
三流のアイデアに一流の実行力を加える
企業の勝敗のカギは実行力
実行力を重視します。計画書が分厚ければ分厚いほど、完璧であればあるほど、その会社の終焉は近いのです。グランドは、社員に対して厳しい実行力を要求します。グランドができたばかりのころは、強い実行力を持つ事を社員に繰り返し繰り返し要求しました。現在の不動産経済は、すべてが情報化されており、予測が難しいからです。だから、グランドの事業は計画してつくったものではなく、「今、ただちに、すぐ」にできるものでなければならないのです。
グランドの創業初期は「今、ただちに、すぐ」が元木の口癖でした。元木は効率よく実行できなければ企業の成功はおぼつかないということをよく理解していました。さまざまなケースにおいて、時には間違った決定を実行することのほうが、優柔不断や何も決められないよりずっといいのです。なぜなら、実行のプロセス、過程に間違いを見つけ、訂正する多くの時間とチャンスがあるからです。口先だけで終わる社員と、実行力のある社員の違いはそこにあるのです。企業が発展するかどうかの第一条件は、強い実行力です。
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