完全すぎる制度は、返って煩わしい その2
完全すぎる制度は、返って煩わしい その2
それからやっと物件探しが始まり、人間関係をつくります。良い会社は、常に御客様の立場に立って考えます。戦略を立てる能力、顧客情報の分析力を身につける必要があります。今、グランドは革新しようとしています。94人の組織に制度がなければ烏合の衆と化してしまいますが、その一方で何かをしようとするときに完全すぎる制度が邪魔をしてしまい、かえって革新を妨げることになるかもしれません。
同じ事柄でも楽観的に捉える人と、悲観的に捉える人がいます。毎日眉間にしわを寄せて仕事をしている社員、悲観主義者のリーダーのいる会社では、成功のしようがありません。自分の部下が何を必要としているのか、何に関心を寄せているのかを理解しましょう。つらくなっているときにそれ以上追い詰める必要はありませんが、得意になりのぼせているときには注意が必要です。言うこととやることが違う人は嫌われます。社員も御客様も、社会も投資者も、この会社がまっとうな商売をしているのかと疑い、嘘を見抜いてしまうでしょう。
魅力のある会社は動物園と似ている その1
不動産事業を長く続けていく為に必要なのは度量です。眼力と度量があってこそ、大きくなれます。多くの幹部社員は仕事ぶりこそ立派ですが、度量に関してはまだ子供並みです。
度量とは、すべてを受け入れることです。気が合う人とは一緒にいたいけれど、自分と違う人は受け入れられないと言う人もいます。実際問題、人の性格はそれぞれ違うと思いますが、グランドの社員の性格にある種の傾向が見られます。魅力のある会社は、動物園に似ています。
動物園にはさまざまな種類の動物がいるから楽しいのであって、全部が羊だったらそこは牧場です。グランドがさまざまな業界業種から優秀な人材、さまざまな性格の人を集めているのは、会社を盛り上げていくためです。上司を嫌っている暇はありません。多くの上司に仕えて、慣れることが良い上司になる第一歩です。親を交換できないように、残念なことに上司を取り替えることは難しいですね。
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