誇り、プライドを持つ
誇り、プライドを持つ
私には一つ誇りに思っている事があります。私はグランドの社長であり、出資者です。私はタクシーには乗りませんし、首都高にも乗らない。なぜかといえば自分の金ではなく、会社の金、つまり、全従業員が必死に頭を下げて利益を産み出した金だからです。ですから、自分がケチである事にプライドを持っています。そして更に今度上場すれば、会社の金は出資者の金であり、世間一般の株主の金になるのです。採算意識を徹底して下さい。もう一度言います。売上を最大に、経費を最小に、生きた金を使う。
大切な軍資金を、ドブに捨てるような使い方はしないで下さい。
成功の代償を払おう
自分を賢いと思い込んでいる人は、要求ばかり高くてあまり役に立たず、信用もできないので何かを任せる事ができません。彼らは辛い思いをした事がなく、うわついていて、意見がころころ変わり仕事もころころ変えます。成功の代償を払いましょう。エゴはいらないのです。「人間はもし成功を願うならば、それ相応の自己犠牲払わなくてはなりません。大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです。」成功を願うなら、遊んだり、趣味を楽しんだりといった、自分の欲望を犠牲にしなければならないのです。
そのような自己犠牲は、ものごとを成功させていくための正当な代価として払わなければならないものなのです。
全国進出で成功するには、３つの条件がある
第一に事業の歩みを着実に築くための時間。第二にチャンスをつかむ勇気。第三に困難に耐え自分をレベルアップできる持久力。この３つを備えていれば、日本に限らず、世界中どこへ行っても成功し、強いブランドを築くことができます。創業直後に「御客様が第１、従業員が第２、株主が第３」という経営方針を決め、頑なに守り続けてきました。
グランドに誰がいくら投資していようが、事業が困難に直面しようが、大成功しようが、仲介業の御客様が最優先という方針を曲げたことは一度もありません。時間をかけて築いた信頼をいかに永続させるか。そのために、ブランドの信用を傷つけかねないミスをいかに少なくするか。競争に勝つカギはそこにあります。
知名度を上げることとブランドをつくることは、競争戦略上はまったく違う戦いなのです。
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