エネルギーを注入する
エネルギーを注入する
いいテーマを部下に与えても、当人が燃えてくれなければ仕事が成功しないのはいうまでもありません。物的な条件をすべてそろえてあげても同様です。逆に、物的な条件は不十分でも、「どうしてもこの仕事をやらなければならない」というリーダーの夢を部下に一生懸命話し、自分と同じくらいのレベルまで部下の指揮を高めることができれば、仕事は成功するだろうと思います。これはリーダーが持っている情熱、エネルギーを部下に注入するということです。部下が持っているエネルギーに、自分のエネルギーを注入することで、部下のエネルギーを自分と同等かそれ以上に高めていくのです。「やれ」と命じて、「わかりました」と受けている程度では3割がた成功するかどうかでしょう。「頑張ります」といって5割くらいでしょうか。「これは自分の仕事なのでどうしてもやり遂げなければならない」という状態になるまで、部下のエネルギーを高めることができれば、9割がた成功すると思います。部下が仕事に対して、どれくらいの情熱を持っているのかを把握し、持っていないとすれば、それを注入することもリーダーの仕事なのです。
評価し、登用し、フォローする
人を育てるとは、厳しく教えながら登用し、自信をつけさせていく、つまり場を踏ませるということです。しかし、部下を登用するには、人物評価ができなければなりません。この人は役割を果たすのに十分な素質を持っているかどうかという、評価を下さなければならないのです。それには、人間性と能力の両面からの評価が必要になってきますが、私の場合は、人間性の評価を優先しています。それは、人格が仕事に大きな影響を及ぼすからです。さて、人を正しく評価し、責任の果たせる人間を配置するのですが、その場合でも私は決して任せっぱなしにはしません。人には必ず長所、短所があるため、足りなかったり、欠落していたりするところを絶えず観察して、フォローしていきます。その人の短所は自ら補強するか、別の人間を補助に置くことによって補うのです。勿論、欠落している部分を本人に指摘し、鍛え上げることも忘れてはなりません。しかし何よりも、リーダー自身に部下を評価するだけの、素晴らしい人間性と、それに裏打ちされた卓越した能力が備わっていなければならないことはいうまでもありません。
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