心を高める努力と反省を繰り返す
心を高める努力と反省を繰り返す
ほとんどの人は心の大切さに気づかず、心を立派にしようなどということに関心を持ちません。しかし、まずは心を高めなくてはならない、心を美しくしなくてはならないと思わなければならないのです。そうは言っても、われわれは煩悩、欲にまみれた人間ですから、なかなかそうはなれない。なれないけれども「ならなければならない」と思って反省します。この反省があるから、努力をしようと心がける。このことが人生にとって大切なのです。
「あるがままに見る」
美しい、澄んだ心には、真実が見えます。しかし、エゴに満ちた心には、複雑な事象しか見えてきません。たとえば、「自分が得をしたい」という私欲に基づいた仕事の進め方が、簡単な問題を紛糾させてしまうことがあります。また、「自分を良く見せたい」という言い訳が、問題の焦点をぼやけさせ、解決を遅らせてしまうこともあります。
「あるがまま」の心でなければなりません。妙な自分の心を作用させるから、単純な問題が複雑になってしまうのです。自分が損をしようが、「あるがまま」にものごとを見なければなりません。自分に非があれば、「自分が悪い」と認めなければなりません。
このような澄んだ目で見ると、問題を単純に見ることができ、悩むようなことはありません。「自分が楽をしたい、いい目を見たい」というエゴの心を離れなければ、ものごとはその真実の姿を現さないのです。そして真実に対処するには、火中に飛び込む勇気を持たなければなりません。自ら血と汗を流し、危険を冒す気構えがあれば、どんな問題でも解決できるはずです。
素直な心を持つ その1
「素直な心を持つ」です。素直な心とありますと、従順なものでなければならないと思われがちですが、右向け右、左向け左ではありません。素直な心を持つということは大変だいじなことです。このグランドホームに入って来られる方々をみておりますと、やはり皆さん素直な心を持っておられます。この様なクソ真面目な会社に入り、仕事をしようとされているのですから。
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