「余裕のある経営」を前提とする その2
「余裕のある経営」を前提とする その2
それは、たとえば先ほど言いましたアフリカの原始狩猟民族の場合でも同じです。その民族の男性が軽い狩をしに行くとしましょう。家族を当面養うだけの小さな獲物でも獲りに行こうと、何も準備をしないで出ていったとします。飲まず食わずでは精々1日か1日半ぐらいしか行動はできないでしょう。せっかく獲物の足跡を見つけて辿っていったけれども、結局はその住処に辿り着けないまま、自分の村にまで帰らざるをえなくなります。
そのときに、たとえば水を入れた竹筒を腰に巻き、一方、以前獲った獲物の干し肉を腰にぶら下げていれば、それをかじりながら3日も4日も獲物の足跡を追っかけていくことができます。どんな獲物でも3日、4日、ほんの昨日通った獲物の足跡を辿っていきさえすれば、獲物も不眠不休で動くわけはありません。必ず住処で寝込んでいるところに辿り着きます。つまり、3日4日、執拗に獲物を獲るまで追いかけていける余裕をつけていきさえすれば、必ず獲物は仕留められるわけです。
社員の能力開発をするにしても、成功するまで諦めないとは言うも
のの、やはり能力開発にはお金が要ります。そして余裕がなければ、何年も何年も能力開発に資金を投ずることはできません。そういう意味では、能力開発を維持していく為には本業で稼いで利益を出し、能力開発費用を使っても十分にやっていけるという余裕がなければ、この成功するまで諦めないという項目はなしえないわけです。「成功するまで諦めない」という項目は非常に単純なようで、実は複雑で難しいことなのです。
誰でもできるので、みんなが成功者になりうるのですが、成功するまで粘ってやれる余裕が要るということです。
#グランドホーム
#グランドホーム 評判
----------------------------------
株式会社グランドホーム
採用担当
----------------------------------