完璧な制度などない
完璧な制度などない
次の問題です。業績評価指数の問題が顕在化してきています。グランドは厳しすぎるとのぼやきが聞こえてきます。若い人は業績評価指数がなければいいと思っているようですが、絶対に必要です。業績評価指数を定めない会社はスタートダッシュの勢いこそあれ、早々に沈没してしまうでしょうし、定めた会社は曲がりくねった道を進むことになるかもしれませんが、業績が悪化しても急降下はせず、ソフトランディングできます。
業績評価指数は必要ですが、いつどのように使うのか、何が本当の業績評価指数なのか、科学的根拠があるのか、私たちにはそれに答えるだけの経験がありません。それでも大きな枠組みで考えれば、やはり必要であり、科学的根拠うんぬんで否定できるものではありません。目標を定めていなければ、毎日楽しく仕事をしていたとしても方向を見失ってしまいます。幹部の皆さん、業績評価指数を考査する科学的な方法を見つけてください。
もう一つ気になっていることは、業績評価指数をまるで上が決めたかのように言う幹部がいることです。社員に上層部が馬鹿だから自分たちが苦しめられていると感じさせてしまいます。よくあることですが、よくない習慣です。上下が連携して行うものでなければ意味がなく、もしあなた自身がこの制度が不合理だと感じるのであれば、あなたが上司に進言すべきです。
確かに複雑で面倒な制度かもしれませんが「まったく上が押し付けてくるからまいったよ」などと言わないように。グランドホームフィロソフィーを仕事に反映させないのは間違いです。
何の為に幹部社員が、リーダーがいるのでしょうか。皆さんは自分の価値観に基づいてこれはこうやれと言わなければなりません。この世に完璧な制度などありません。価値観のある人によって制度は完成していくのです。価値観が私たちを正しい方向へ導いてくれます。グランドホームフィロソフィーがそれをサポートしてくれます。時間はお金では買えません。需要を掘り起こし、市場を創造しましょう。
実際のところ、グランドの反撃力はかなりついてきたのですが、内部の情報共有が十分ではありません。多くの問題や改善点があることは事実ですが、現場を見てみれば、そしりあうほどのことではありません。
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