経験則を重視する
経験則を重視する
企業での住宅開発やものづくりには経験則が不可欠です。理論だけでは家はできません。例えばシステム開発の場合、理論を勉強さえすれば誰でも理解できます。ところが御客様が求めることがどういうことなのかは、実際に自分で苦労してやってみないと決して分かりません。何をどこまでやったら御客様が満足するのか、これは経験則でしか分からない世界です。この経験則と理論がかみ合ってはじめて、すばらしい技術開発や家づくりができるのです。資産価値が高く安価な住宅をつくる。品質においても、競合他社より優れたものを、御客様に安定して供給できる体制がなければ事業はうまくいきません。私は、常々品質について「資産価値が高く安価な住宅」でなくてはならないと社員へ話してきました。
これは、ゆくゆく御客様の家族が増えて、買い替えをする時に、価値が残り続ける優位さを感じさせる素晴らしい住宅という意味です。そのような住宅でなければ、御客様に本当に満足してもらうことはできません。見る者をして感嘆せしめるような高い品質の住宅が求められているのです。住宅には、つくった人の心が現れます。粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人がつくったものは繊細なものになります。私は、完璧な作業工程のもとに、繊細で集中した取り組みで、「資産価値が高く安価な住宅」をつくり上げるようにしなければならないと考えています。
永遠に変わらないものを持つ その１
自分がやりたいことを実現する為に色々な手段や方法を考えますが、心の中にある主軸は変わりません。東京に馴染めないと言う人がいますが、東京はあなたに馴染んでくれません。東京へ行って一旗上げることができる人は、自分を変えることを厭わず東京に馴染む努力をする人です。リーダー、成功者は環境に馴染めるように自分を変えることができます。環境に適応できる動物が生き残ることができるのと同じ道理です。皆さんがいい仕事をしているのは、能力があるからではなく、努力しているからです。
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